公開: 2021年10月22日
更新: 2021年10月22日
これは、医師が病気の治癒を目的として、手術方法の選択などについて患者から全ての権限を委譲され、その選択を行い、患者に選択した手術方法の説明を実施して了解を得たうえで、手術を実施することと同じである。仮に手術に成功しなかったとしても、患者やその家族は医師による説明に納得して、医師に手術法選択の権限を委譲したわけなので、それで問題が発生するわけではない。失敗の責任は、権限を委譲した患者やその家族に帰属すると考えられる。これと同じことが、技術者の専門分野での問題解決にも適用される。